どうしてこうなった…SY77リペア奮闘記
まず初めに皆様にお伝えしなければならないことは、
を見ていたらとてつもなくSY77が欲しくなってしまったということ。
よくあることで、人が持ってると自分も欲しくなるあの現象w
ということでヤフオク徘徊してゲットしたのがこの子…
何やら怪しい空気を漂わせてますよね。ドライブが変更されてます。
そして電源ケーブル切断品( ;∀;)この子を見つけたら興味がわいてきましたよ。
何より、私がまともな動作品を買うことは滅多にないということ。
送料込みで6,000円くらい。まともに動作するかわからないので、まぁ最悪、鍵盤の部品取りでもいいかなと、気楽に入手した次第でございます。
とりあえず電源入るようにしなければならないので、手元にあった適当な電源ケーブルで補修作業。
なるべく純正の形を崩したくないと思い、残っていた根元を加工、新しくケーブルを繋いで完成。我ながらうまくいったと思う。この時は自分で自分を褒めてしまったw
では恐る恐る電源ON!
入ったー!音は出るのか……出たーーーーーー!行ける!
頭の中で「コイツ!動くぞ!」と、あの界隈で有名なセリフが頭をよぎるw
ここで俺氏、テンションMAX。追加部品でLED液晶とエミュレーターを発注。
「この子はやればできる子」なんだと、訳のわからんことを考えながらリペアに入る。
とりあえず埃が凄かったので全バラ必須!
この時、この子が大怪我をしていることにまだ気づけていない俺氏。
とりあえず鍵盤君にはお風呂に入ってもらいましょうwなんてウキウキウォッチなんですよ。俺氏の脳内w
いつものハイター漬け&レノアで香り付けるw
ここにきて大怪我に気付く。
基板が割れてる……
はぁ!聞いてないんだけど!……基板割れ!……なんで?!!!!
( ´Д`)=3 フゥ仕方ない……「この子には過去に様々な苦労があったんだね」と、考えてしまった……
こんなことで諦める俺氏ではない!元通りに治してあげようじゃないの。
ということで補修作業。
基板と睨めっこwしてパターンの欠陥部分を見つける。そこをデザインカッターで慎重に削り、半田盛り。最後にソルダーレジスト補修材を塗り絶縁。
~絶縁はフォロワーさんに教えていただきました。ありがとうございますm(__)m~
絶縁したら乾燥後、24時間通電しないで!と注意事項に書かれていたので素直に従うw
その間に鍵盤のバフかけ、組み込みをしよう。
ん~綺麗!画像ではうまく伝わらないかもしれないが、ホントに綺麗!
あ…電池交換忘れてたwということでいつものホルダー化。
これは毎回、本当に悩むんだけど、皆さんはどうやってホルダー化してるんだろう。
今回は、ホルダーのマイナス端子を逆に取り付けるという荒業施工したけど…
( ^ω^)・・・意外といけたなw
マイナスドライバーで+端子から外していき、-端子を加工、取り付け…こんな感じ。
あまりにも必死過ぎて写真撮ってなかったorz…
よし、後は元通りに組み込むだけ…液晶から順番に元に戻していく。
スイッチ基板組んでフレーム入れる所でまた重大な欠陥に気付く…
フレーム曲がってる…
いやいやいや!なんで!確認作業に入る。
取り外した部品を全て確認していくと……裏蓋にでかい凹み確認!
こいつか!なんでこうなった!想像が膨らむ!
地震で落下?状態だけ見れば、わざと落とされたとは考えにくい。
いずれにしてもこれが致命傷になってる。
おそらくここに強い衝撃を受け、フレームが基板に干渉、基板割れといったところか!
ついでに電源ケーブル切断?故意に切られた形跡ではなかったのでこれが原因か!
「治してやろうじゃないの!」ここでさらに気合レベルMAX!
ハンマーでたたいたり、ハンドパワーwでねじれを修正。どうにか組み込みできるレベルまで修正出来たので組み込み再開。
アナログ基板組み込むところでズレがあったのでまた修正。
どうにか基板に負荷をかけないように組み込むことに成功。ただ、角度が微妙に合わなかったのでねじは緩く締め込み。普通にしめ込むと基板がしなるw
後は順番通りに戻していき、最後にエミュレーター組み込んで完成!
電圧確認して蓋取り付ける前に動作確認!
congratulationヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
ブラックLEDバックライト液晶が美しい\(^o^)/
蓋閉じる前に、凹みをトンカチで叩いて、取り付けに不具合がないか確認、ゴム足取り付けて完成です。
スタンドの中段にセット。
SY兄弟2段積み!
しかし……部屋汚っw写真撮るときそこまで考えてなかったorz……
まとめると、ここまで状態の悪い個体を見るのは初めて。まさか基板割れ、フレーム損傷があるとは思いもしなかった。俺氏の中のリペア魂に火が付いたことだけは間違いない。
これだけやると愛着が半端ないwかわいいですよ!ホント(*^^*)
SY77リペア、これで終了です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。